2017/04/01

ウィッチンケア第8号、本日正式発行!



ウィッチンケア第8号(Witchenkare vol.8)
★寄稿者32名の書き下ろし作品を掲載した文芸創作誌

発行日:2017年4月1日
出版者(not社):yoichijerry(よいちじぇりー)
A5判:204ページ/定価 1,000円(+税)
ISBN: 978-4-86538-060-6 C0095 ¥1000E

【公式SNS】
http://www.facebook.com/Witchenkare
https://twitter.com/Witchenkare

※下記URLにて小誌の内容がノベライズ形式のダイジェストで読めます。
http://witchenkare.blogspot.jp/2017/03/blog-post_30.html

CONTENTS
002……目次
004……開沼 博/ゼロ年代に見てきた風景 パート 4
010……朝井麻由美/消えない儀式の向こう側
014……清和太一/穴を掘る人
020……荻原魚雷/わたしがアナキストだったころ
026……木村綾子/てのひらの中の彼女
032……古川美穂/とつくにの母
038……矢野利裕/先生するからだ論
048……中野 純/すぐそこにある遠い世界、ハテ句入門
054……武田砂鉄/クリーク・ホールディングス 漆原良彦CEOインタビュー
060……かとうちあき/間男ですから
066……円堂都司昭/『ノートルダムの鐘』の壁
072……水谷慎吾/小さなミューズは突然に
076…… 武田 徹/宇多田ヒカルと日本語リズム
082……木村重樹/瀕死のサブカルチャー、あるいは「モテとおじさんとサブカル」
088……松井祐輔/出版流通史(編集中)
094……多田洋一/いくつかの嫌なこと
104……大西寿男/朝(あした)には紅顔ありて──太一のマダン
110……小川たまか/強姦用クローンの話
116……西牟田 靖/北風男
122……柳瀬博一/国道16号線をつくったのは、太田道灌である。
128……長谷川町蔵/三月の水
136……美馬亜貴子/ダーティー・ハリー・シンドローム
142……久保憲司/いいね。
148……野村佑香/32歳のラプソディ イン マタニティ
154……谷亜ヒロコ/捨てられない女
158……須川善行/『ことの次第』の次第
164……ナカムラクニオ/断片小説
170……我妻俊樹/お尻の隠れる音楽
178……中島水緒/山の光
182……吉田亮人/写真集を作ること
188……東間 嶺/生きてるだけのあなたは無理
196……仲俣暁生/忘れてしまっていたこと
200……参加者のプロフィール


編集/発行:多田洋一
アートディレクション:吉永昌生
校正/組版:大西寿男
写真:徳吉久
取次:株式会社JRC(人文・社会科学書流通センター)

※小誌は全国の主要書店でお取り扱い可能/お買い求めいただけます(見つからない場合は上記ISBNナンバーでお問い合わせください)。
★【書店関係の皆様へ】ウィッチンケアは(株)JRCを介して全国の書店で取り扱い可能。最新号だけでなくBNも下記URLで注文できます。
http://www.jrc-book.com/order%20seet/yoichi/yoichijerry.pdf
http://www.jrc-book.com/list/yoichijerry.html 

※BNも含めamazonでも発売中!
http://amzn.to/1BeVT7Y


2017/03/31

ウィッチンケア第8号と88の言葉

第3号から、毎年新しい号が出るまえに続けている「88の言葉」、今回も正式発行直前になりました。 

寄稿作内に散りばめられた言葉をちょっと恣意的にピックアップしてリンクを貼ってあるんですが、昨年はキュレーションメディア問題なんかあって、じつは私はあれで初めてSEO対策という言葉を知りました(情弱すぎる)。<知りたいこと>より<知らせたいこと>のほうが強いだなんて...。

あっ、「ウィッチンケアって読むとおもしろいですよ!」ってことは、私は知らせたい。



カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生山本しろうアナキズムNobi Nobi No StyleFaceTimeラジオ体操三くだり半赤き死の仮面殺処分町田天満宮ラジオのように組体操問題ISBNコード強姦罪ケムンパスドナルド・トランプベストウェスタンレンブラントホテル小机城半井小絵ハシシタ・奴の本性109八島ヶ原湿原メンヘラパリフォト感情労働サルベージ旧御射山遺跡ウェインズ・ワールドペトリコール辻村ジュサブロータップ&フリックおっぱいビームオルタナティブ・ファクトラジカセコデックス装ポリティカル・コレクトネス間男ノートルダム・ド・パリぼくの好きな先生とぶ船ライムベリー石垣島労働は自由にするメシ喰うな!コン郎まんだらけAu pas camarades Au pas camarades...間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもにTHE MANZAIバブルカウンター・カルチャーノルマンディーARバサーJ-POP進化論陸亀薔薇二曲中里和人ほたえてカジモド妄想乙アマゾネスBrick Yard男気ノイローゼ関東管領扇ガ谷定正サンクチュアリ助産院パチプロ無洗米アグレアスとりふねやま幸ガガンボ私の東大合格作戦イーディPOLY-800希望の友句読点SIMカード竹中労アンモナイトグリフォン恋愛感情皮なめし刷り込み障害と高齢の狭間からロングコートチワワ


上記の言葉にぴんときたら、どんな使われ方をしているのかぜひ小誌を手にとり確かめてください! これらの言葉を使ったのは、以下の32名。どうぞよろしくお願い致します。

【ウィッチンケア第8号寄稿者】
我妻俊樹朝井麻由美円堂都司昭大西寿男小川たまか荻原魚雷開沼 博かとうちあき木村綾子木村重樹久保憲司須川善行清和太一武田砂鉄武田 徹多田洋一  /東間 嶺中島水緒中野 純仲俣暁生ナカムラクニオ西牟田 靖野村佑香長谷川町蔵古川美穂松井祐輔水谷慎吾美馬亜貴子谷亜ヒロコ柳瀬博一矢野利裕吉田亮人
<五十音順>



2017/03/30

さわり(ノベライズ・ウィッチンケア第8号)

 ……またまた、きちゃった、ふふ。

 嘘のようなほんとうの話の続きの続き。このまえ彼女が僕の部屋にきたのは2016年3月20日...しかし、このクソ忙しい年度末になにごと? 窓から微笑んだ彼女は部屋に入り、真新しいウィッチンケア第8号を差し出した。

「今年も出るんだ...」
「そう。毎年エイプリルフールにってのが、なんかちょっとバカっぽくていいでしょ」
「なんか、飽きもせずこの時期になると愚直に咲く、ソメイヨシノみたいでもあるね」
「それ、褒めてんだか貶してんだか...。とにかく、早く読んで。言うこと聞かないと殺す」
「...あいかわらず荒っぽいなぁ」

「じゃ、言い換える。私の気持ちを忖度して!」
時事ネタですか!?」

「なんかね、あいかわらず無名で情報発信力のない発行人がぼやいてた。ラジオでピエール瀧が言ってたんだって」
「なになに? 全然わかんないんだけど」
「あの理事長さん、学校をつくるのに事業計画とか資金調達がメチャクチャって責められてるでしょ」
「...みたいな話は、ニュースで聞いたけど」
「でもそんなこと考えてたら、吉田松陰は絶対に松下村塾つくれなかったよなぁって」
「それっ、瀧さんはカゴイケさんを擁護してるの?」
「じゃないと思うけど、とにかく発行人はピエール瀧がそう言ってたってぼやいてた。だから、早く読んでね!」

 意味不明で佇む僕を残して彼女は去った。そんたく、そんたく、と二度呟いてから、僕はウィッチンケア第8号を読み始める。

 表紙は犬の散歩。写真家の徳吉久がベルギーのアントワープで撮影した。一瞬、本が小さくなったように見えたのはロゴの位置が少し下がったせいらしい。そんなことすると書店の棚に入れられたときに誌名が見えないんじゃないかと心配になったがそれも含めて発行人の決断なのだろう、たぶん。

そして、表紙写真には「そろそろ未来はめるくまーる」もとい、「めくるめく」と。

 ページをめくるとwords@worksとの文字。作品の言葉、との意味か。その下には脈絡のない文章の断片...そして対向面の写真はパリ。

 <目次>には、32の人名が同じ大きさで並び、各名前の下に掲載作品のタイトル。知ってる人もいる、知らない人もいる。





 過労死が社会問題になった高橋まつりさんについて、開沼博が「ゼロ年代〜」シリーズの4回目で個人的な思い出を書いている。朝井麻由美の小説の主人公・かなちゃんは、自身にかけられた〝呪い〟から逃れようともがいている。M-1グランプリ決勝進出経験のあるエルシャラカーニ・清和太一は、相方との人間関係について、初のエッセイで考察してみた。荻原魚雷はこれまで書いたことのなかった、アナキストだった頃の自分について。木村綾子の掌編では、iPhoneを使った祖母との交流が描かれている。異国から来た新しい母親が登場する古川美穂の小説は、昨今の世相を反映しているようにも。矢野利裕の教員への考察は、RCサクセション、「湘南純愛組!」、ミシェル・フーコーにも言及した実践的なもの。中野純のハテ句入門には、高度な笑いのセンスが含まれている。前号に続いて漆原CEOにインタビューした武田砂鉄の作品には、トランプ大統領の影が。かとうちあきの小説ではセックスが描かれ、ヤワな男は悶絶するのかも。円堂都司昭は「ノートルダムの鐘」を「オペラ座の怪人」「美女と野獣」と比較しながら論考を深める。仮谷せいらの歌声に惹かれた水谷慎吾は、自身の仕事観を率直に語っている。武田徹は近著「日本語とジャーナリズム」で語りきれなかった荒木亨先生の日本語のリズム論について、宇多田ヒカルを絡めて検証。サブカルチャーの生き証人的な研究者・木村重樹は自らの経験を元に最近のサブカル議論に一石を投じる。書店経営者でもある松井祐輔は、SF的風味も感じさせる出版業界の物語を。アップルとアマゾンに生活を託した多田洋一の小説の主人公...加藤さんって誰? ウィッチンケアの校正/組版も務める大西寿男は去年暮れ文芸誌『革』26号で発表した「太一のマダン」の続編。小川たまかはライターとして追っている社会課題をフィクション形式で物語化。「わが子に会えない 離婚後に漂流する父親たち」を上梓したばかりの西牟田靖は、同じテーマのスピンオフ的な寓話を創作した。毎号国道16号線にまつわる作品を発表している柳瀬博一は、太田道灌こそ同線の中興の祖である、と。長谷川町蔵は初小説集「あたしたちの未来はきっと」に連なる、町田市が舞台の書き下ろし新作を。美馬亜貴子の小説では、SNS時代の歪んだ社会正義が描かれている。長谷川と同時にウィッチンケア文庫シリーズとして「スキゾマニア」を上梓した久保憲司の作品には、沖縄にいる「僕」が登場。昨年母親になった野村佑香は、自らの出産体験をさまざまな逸話とともに記録した。谷亜ヒロコの小説には自身と等身大、とも読める「捨てられない女」が登場。須川善行は今年CDリリース(「とりふね+須川善行」名義)することになった顛末を、音楽論的な視点で説明。ナカムラクニオは田丸雅智さんの講座がきっかけで書き始めた断片小説を新たに6篇。我妻俊樹は異界を彷徨っているような奇譚をややユーモラスな筆致で描いている。「美術批評」などで活躍する中島水緒は崇高でミステリアスな体験についてのエッセイを。吉田亮人は自身で出版した写真集、そしていまの時代の写真家のあり方について直球で語っている。東間嶺は上野千鶴子が現代思想に寄稿したエッセイにもインスパイアされた小説。仲俣暁生は若くして亡くなった父方の伯母について、ヒルダ・ルイスの「とぶ船」の思い出とともに書いた。

 32篇の書き下ろし後に寄稿者やAD吉永昌生など制作関係者のプロフィールを掲載。奥付には前号までの表紙素材になった写真が配されている。

 さらに、またwords@works。その下には脈絡のない文章の断片(←これらはすべて作品内の一節/もし帯が付いていればそこに掲載されていたかもしれない)。

 裏表紙には水鳥……こんなに読み応えのある本が1,000円なのには驚いたし、ISBNで取次会社や注文方法も判明した。さらに聞いたところによると、どうやらいますぐアマゾンで購入可能らしい。

 しかし、あらためて「ウィッチンケア」とはなんともややこしい名前の本だ。とくに「ィ」と「ッ」が小文字なのは、書き間違いやすく検索などでも一苦労だろう。<ウッチンケア><ウイッチンケア><ウッチン・ケア>...まあ、漫才のサンドウィッチマンも<サンドイッチマン>ってよく書かれていそうだし、そもそも発刊時に「いままでなかった言葉の誌名にしよう」と思い立った発行人のせいなのだから...初志貫徹しかないだろう。「名前変えたら?」というアドバイスは、ありがたく「聞くだけ」にしておけばよい。

 そしてそもそも「ウィッチンケア」とは「Kitchenware」の「k」と「W」を入れ替えたものなのだが、そのキッチンウェアはプリファブ・スプラウトが初めてアルバムを出した「Kitchenware Record」に由来することなど...まあ、つい最近「プリファブ・スプラウトの音楽」という本も出たし、TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」でも4日に渡って特集されたんだから、新たに気づく人がこの世界にきっといるはずだと...あらら、なんちゅう与太話になってしまったことか。



 というわけで、2017年も彼女はやってきた。もうすぐ正式発行となるウィッチンケア第8号PRのために。

 またくるのか? それは、この本がどれだけ多くの読者に届くのか、にかかっているんだと思う。みなさま、どうぞよろしくお願い致します!


2017/03/19

ウィッチンケア第8号 Coming Soon!

ウィッチンケア第8号(Witchenkare vol.8)
★寄稿者32名の書き下ろし作品を掲載した文芸創作誌



発行日:2017年4月1日
出版者(not社):yoichijerry(よいちじぇりー)
A5判:204ページ/定価 1,000円(+税)
ISBN: 978-4-86538-060-6 C0095 ¥1000E

【公式SNS】
http://www.facebook.com/Witchenkare
https://twitter.com/Witchenkare


CONTENTS

002……目次
004……開沼 博/ゼロ年代に見てきた風景 パート 4
010……朝井麻由美/消えない儀式の向こう側
014……清和太一/穴を掘る人
020……荻原魚雷/わたしがアナキストだったころ
026……木村綾子/てのひらの中の彼女
032……古川美穂/とつくにの母
038……矢野利裕/先生するからだ論
048……中野 純/すぐそこにある遠い世界、ハテ句入門
054……武田砂鉄/クリーク・ホールディングス 漆原良彦CEOインタビュー
060……かとうちあき/間男ですから
066……円堂都司昭/『ノートルダムの鐘』の壁
072……水谷慎吾/小さなミューズは突然に
076…… 武田 徹/宇多田ヒカルと日本語リズム
082……木村重樹/瀕死のサブカルチャー、あるいは「モテとおじさんとサブカル」
088……松井祐輔/出版流通史(編集中)
094……多田洋一/いくつかの嫌なこと
104……大西寿男/朝(あした)には紅顔ありて──太一のマダン
110……小川たまか/強姦用クローンの話
116……西牟田 靖/北風男
122……柳瀬博一/国道16号線をつくったのは、太田道灌である。
128……長谷川町蔵/三月の水
136……美馬亜貴子/ダーティー・ハリー・シンドローム
142……久保憲司/いいね。
148……野村佑香/32歳のラプソディ イン マタニティ
154……谷亜ヒロコ/捨てられない女
158……須川善行/『ことの次第』の次第
164……ナカムラクニオ/断片小説
170……我妻俊樹/お尻の隠れる音楽
178……中島水緒/山の光
182……吉田亮人/写真集を作ること
188……東間 嶺/生きてるだけのあなたは無理
196……仲俣暁生/忘れてしまっていたこと
200……参加者のプロフィール


編集/発行:多田洋一
アートディレクション:吉永昌生
校正/組版:大西寿男
写真:徳吉久
取次:株式会社JRC(人文・社会科学書流通センター)

※小誌は全国の主要書店でお取り扱い可能/お買い求めいただけます(見つからない場合は上記ISBNナンバーでお問い合わせください)。
★【書店関係の皆様へ】ウィッチンケアは(株)JRCを介して全国の書店で取り扱い可能。最新号だけでなくBNも下記URLで注文できます。
http://www.jrc-book.com/order%20seet/yoichi/yoichijerry.pdf
http://www.jrc-book.com/list/yoichijerry.html

※BNも含めamazonでも発売中!
http://amzn.to/1BeVT7Y

2017/03/18

note版ウィッチンケア文庫が10作品に!

昨年のいまごろスタートしたnoteを使っての<ウィッチンケア文庫>。1年かけて少しずつver.upの試行錯誤を重ねてきましたが、本日新たに太田豊さんの「日々から日々へ」(第7号掲載)と吉田亮人さんの「始まりの旅」(第5号掲載)を掲載。これで全10作品となりました。

ツイッターで紹介するさいには「スマホでも読みやすい」を枕にしているんですが、これ、嘘じゃなくてホント! じつはスタート前に大西寿男さんに相談したら、「やっぱりいまは横書きで、スマートフォンでも読んでもらえるスタイルが」とアドバイスいただき...私、個人的には「すまほ」という略称がどうにもゆるくてあまり好きではないんですが(なんでスマフォじゃなくスマホなのか?)、そんなこと言ってる時代じゃない、と。

嬉しいというか複雑というか、現在のnote版ウィッチンケア文庫へのアクセス数、紙版ウィッチンケアの総発行部数(刷り部数)を越えていまして...。

掲載作品は以下のとおりでございます。みなさま、ぜひぜひスマートフォン等でのアクセス、よろしくお願い致します!

吉田亮人/始まりの旅
【初出:2014年4月/ウィッチンケア第5号掲載】

太田 豊/日々から日々へ
【初出:2016年4月/ウィッチンケア第7号掲載】

長谷川町蔵/ビッグマックの形をした、とびきり素敵なマクドナルド
【初出:2013年4月/ウィッチンケア第4号掲載】

谷亜ヒロコ/今どきのオトコノコ
【初出:2014年4月/ウィッチンケア第5号掲載】

久保憲司/デモごっこ
【初出:2014年4月/ウィッチンケア第5号掲載】

木村重樹/私が通り過ぎていった〝お店〟たち──昭和のレコ屋とロック喫茶をめぐって
【初出:2011年4月/ウィッチンケア第2号掲載】

大西寿男/棟梁のこころ──日本で木造住宅を建てる、ということ
【初出:2012年4月/ウィッチンケア第3号掲載】

我妻俊樹/腐葉土の底
【初出:2011年4月/ウィッチンケア第2号掲載】

中野 純/美しく暗い未来のために
【初出:2012年4月/ウィッチンケア第3号掲載】

かとうちあき/台所まわりのこと
【初出:2012年4月/ウィッチンケア第3号掲載】

トップページは下記URL!
https://note.mu/witchenkare

そしてウィッチンケア第8号は、4/1発売。アマゾンでの予約もすでに始まっていますので、みなさまどうぞよろしくお願い致します!


http://amzn.to/2n9HWaB

2017/03/16

長谷川町蔵さん、久保憲司さんイベントのまとめ

1月末にタバブックスからウィッチンケア文庫シリーズとして刊行された、「あたしたちの未来はきっと」と「スキゾマニア」。先月はこの2冊発行を記念したイベントがふたつ開催されました。

  

ぜひ当ブログで報告を、と思いつつ、もうすぐ発売する第8号の〆切時期と重なっていてぼやぼやしているうち、すでにネット上には素晴らしいレポートが! というわけで、屋上屋を架すことはせずリンク先の紹介、そしてちょっとしたスピンオフ話でも。


『あたしたちの未来はきっと』『スキゾマニア』(タバブックス)同時刊行記念
長谷川町蔵 × 久保憲司トークイベント
2017年2月26日 (日)/青山ブックセンター本店
http://www.aoyamabc.jp/event/witchenkare/

■タバブックスさんが<ウィッチンケア文庫シリーズ>サイトで紹介してくれました(司会は「クロスビート」で二人の担当だった美馬亜貴子さん)。

http://bit.ly/2n2uWTt
http://bit.ly/2mM7Dep

そして、イベント参加者のid:tomosunriseさんのブログも、とても読み応えがあるものです。どうもありがとうございました!
http://bit.ly/2mw0bSR




【スピンオフ話1】
久保さんが「唯一言っておきたいのは、90年代の飲尿法がどんだけバカだったかってことです」と発言していますが、じつは私も当時、とある集まりで作品の登場人物からかなり熱心に奨められた経験あり。その時はとにかく「できないったらできない」と拒んでいたのですが、とても弁の立つ人で、「なぜできないのか?」と明け方まで追い詰められ、つらくなって周囲にいた数名にすがる思いで「だって、ねえ」と助けを求め...そこで初めて、自分以外の全員が実践者であることが判明(...そのくらい流行していた!?)。あー、ことの是非はともかく、あの時生まれて初めて、孤立というのがいかに怖ろしいものなのか知りました。なんとか頑張ってその場を切り抜け、けっきょく体験しないまま生き存えていますが、いまでも謎のブーム。


「小説で描く東京女子の生きざま」
『あたしたちの未来はきっと』刊行記念
長谷川町蔵 × 山内マリコ
2017年2月28日 (火)/本屋 B&B
http://bookandbeer.com/event/20170228_tokyogirl/

■サイゾーウーマンさんに詳しくご紹介いただきました。どうもありがとうございます!
http://www.cyzowoman.com/2017/03/post_131503.html




【スピンオフ話2】
当日は超満員。映画に詳しいお二人の対談らしく、作品に登場する人物の設定モデルについての話もかなり盛り上がりました。具体的な名前として挙がったのは、たとえばディラン・オブライエン、キルスティン・ダンスト、アナ・ケンドリック、カット・デニングスetc.。ハリウッド勢だけでなく、石川秀美や山瀬まみがモデルになった人も、とのこと(...読んだ方はきっと思い当たるはず!?)。青春群像小説/サバービア小説としてだけでなく、映画へのオマージュや選曲のセンスに注目しても楽しめる作品であることが、あらためて実感できた対談でした。


               ★


そして、長谷川さんと久保さんの書き下ろし新作(どちらも上記2冊の続編的内容)が読めるウィッチンケア第8号は、4/1発売。アマゾンでの予約もすでに始まっていますので、みなさまどうぞよろしくお願い致します!

http://amzn.to/2n9HWaB



2017/03/14

第8号校了!

週末を挟んで、ウィッチンケア第8号が校了となりました。寄稿者、そして制作関係者のみなさま、私のうっかり(老化...)で最後の最後まで確認事項など引っ張り、ご迷惑おかけしました。みなさまあっての小誌、とあらためて肝に銘じます!



明日には下版となります。書店には早ければ来週末(3/26〜)頃から並び始める予定。アマゾンでの予約も、すでに開始していますよ〜!

http://amzn.to/2n9HWaB


2017/03/13

ウィッチンケア第8号flyer完成!

校了間際ですが、第8号のflyerが完成しました。少しバタバタで、直前になりいろいろ問い合わせにご対応くださったみなさま、感謝! あともう少しでフィニッシュです。


★どなたさまでも、どうぞご自由にお使いください!


2017/02/28

第8号、アマゾンで予約開始!

明日から3月。現在鋭意編集作業中のウィッチンケア第8号ですが、本日よりアマゾンでの予約が始まりました!

goo.gl/x1ocYe

今後はぱたっ、ぱたっ、とものごとが進行していく予定ですが、最新状況など下記URLをときどき覗いていただけますと嬉しく存じます。

【FBページとツイッター】
http://www.facebook.com/Witchenkare
twitter.com/Witchenkare

...なにも絵がない、のも寂しいですね。ということで、ちらりと予告編。


2017/01/24

久保憲司さんと長谷川町蔵さんの新刊について

まもなく(1/27)、久保憲司さん、長谷川町蔵さんの初小説集がタバブックスより2冊同時刊行されます。久保さんとウィツチンケアとは第3号(2012年)、長谷川さんとは第4号(2013年)からのおつきあいで、毎号書き下ろし小説を寄稿していただきました。今回の本は、これまで書き溜めたものをベースに新たな書き下ろしを加えて再構成したもの。どちらも小誌掲載時とはまったく違った印象の作品になっています。

あっ、書名には<ウィッチンケア文庫>と冠されていまして、01が長谷川さん、02が久保さんですが、これは私が編集担当作業をしていた際、久保さんより長谷川さんの方がタッチの差で原稿を早く渡してくれたのでその順番になった、と。...とにかく、ここではちょっと横道から、お二人の本を紹介してみます。

01「あたしたちの未来はきっと」 長谷川町蔵



作品誕生のきっかけは、長谷川さんのブログに詳しくまとめられています。ご自身のブログ内で発表した「あたしの少女時代」と、小誌に掲載された4作のうち3作、さらに6作の未発表新作からなる、東京都町田市を舞台にした少女たちの物語。なお本書に掲載されなかった「ビッグマックの形をした、とびきり素敵なマクドナルド」はネット上のnote版ウィッチンケア文庫で読むことができます。

昨日ツイッターで@du_booksさんが<『ヤング・アダルトU.S.A.』長谷川町蔵さんの新刊! アメリカ学園映画、YAカルチャーの分析&批評から、ついに青春小説の創作へと!町田が舞台のサバ―ビア小説?>とコメントしていました。
https://twitter.com/du_books/status/823439943498272768

私もそう思います。本書の紹介文には<映画・音楽コラムの名手が初めて描く青春群像小説>と書かれていまして、もちろん青春小説としてもおもしろいのですが、映画と音楽に造詣の深い長谷川さんが、その知識を駆使して実践に移した...敢えて現代の少女を主人公に設定し、ご自身のホームタウン町田を舞台に、郊外(サバービア)な群像劇を展開してみた、という実験性にもぜひ注目してみてください。敢えて多過ぎる(?)登場人物の緻密な因果関係、敢えてジャンルを超えて選曲された音楽の意味等、謎解きも楽しい小説です。

★長谷川さんの小誌過去掲載作は下記URLから辿れます!
http://witchenkare.blogspot.jp/2016/05/vol702.html

02「スキゾマニア」 久保憲司



小説の語り部「僕」はクボケンさんと呼ばれていることもあり、書き手の自伝的要素も少なからず含まれていそうですが、でも「うそかまことかわからない」部分も多くて、不思議な味わい。小誌に掲載された5作に、あらたにやや長めの2作の未発表新作を加え、1980年代から現在までを社会とコミットしながら語ったアクティブな物語です。なお掲載作のひとつ「デモごっこ」はネット上のnote版ウィッチンケア文庫で読むことができます。

先日ツイッターで@nack_dさんが<にしてもクボケンさんの言語感覚はすさまじいな。サーストン・ムーアというか>とコメントしていました。
https://twitter.com/nack_d/status/820946594996490245

私もそう思います。久保さんの作品の語り口には独特の閃きのようなものがあって、しかもそれはほんとに代えが利かない...ちょっと、「クボケンさん」が発しなければスパークしないようなフレーズが多いのです。政治や社会に対する激しい言葉、あるいは仲間に対する悪ふざけのような言葉も、主人公のキャラクターがあればこそ、なんだなあ、と。本書について久保さんはご自身で<どうか僕を久保人生にしてください>とツイートしていましたが...某作家さん名を踏まえているんだろうこの軽妙なつぶやきとか、なんでぱっと思いつくのでしょうか!?

★久保さんの小誌過去掲載作は下記URLから辿れます!
http://witchenkare.blogspot.jp/2016/05/vol735.html

両書について、発行元のタバブックスがtumblrの特設サイトを開設。作品の一部が試し読みできます。みなさまぜひ、アクセスしてみてください!

https://wtkbunko.tumblr.com


Vol.8 Coming! 20170401

自分の写真
yoichijerryは当ブログ主宰者(個人)がなにかおもしろそうなことをやってみるときの屋号みたいなものです。 http://www.facebook.com/Witchenkare